財政赤字

日本の借金は、約800兆円である。
GDP比で言うと、約1.7倍であり、先進国中最悪である。
借金がほとんど国内だから良いんだ、とか、
日本の資産は約1400兆円あるから良いんだ、
みたいな議論があるが、そうは言ってられない。
このまま行くと、財政は破綻する。
財政赤字の原因は、端的に言えば、高齢化である。
長生きする人間が増えて、年金支給額や医療費等が増えたからである。
どうすればよいのだろうか。
まずは、年金の支給開始年齢を上げねばならないだろう。
日本より平均寿命が低いヨーロッパでも、年金支給開始は67歳からという国がいくつかある。
ならば、日本は、年金支給開始を70歳くらいにしてもよいのではなかろうか。
とすると、70歳まで働かねばならないが、それには、
定年を延長するとか、廃止するとかせねばならない。
定年制廃止が本質的だろう。
そうすると、給与総額をおさえねばならないので、
60歳あたりから給与を下げねばならない。

70歳を過ぎても、働きたい人には、働いてもらえばよいだろう。
そういう人は、年金を受け取ると同時に支払うようになるので、
年金支給総額を押し下げることになる。

長生きするには、働くことである。
日野原重明氏は99歳で病院の院長である。
江戸時代の葛飾北斎は、不健康な生活をしていながら、90歳まで生きた。
絵を書くという仕事があったからである。
長生きするには、健康法も大事かもしれないが、
働くこと(仕事を持つこと)の方が重要であろう。

だから、長生きしたい人には働いてもらえばよいのではなかろうか。
もちろん、ここでいう「働く」ということは、
会社のうっとおしい人間関係の中で、好きでもないことをいやいやすることではない。
好きなこと自由にすればよいのである。
だから、当然、収入も多くはない。
収入の為に働くわけではないから、それでもよかろう。

このようにすれば、それなりに年金支給額が減るだろうが、
それだけでは十分ではないだろう。
だから、消費税は10%くらいにする必要があろう。

これで税収は増えるが、経済成長を押し下げる。
経済成長には、国際競争力を維持せねばならないから、
法人の減税も必要である。

今までは、技術輸出で経済成長してきたが、
今後は、技術輸出だけでは無理である。
そこで、文化輸出をせねばならない。
マンガやアニメやファッション等がその中心になる。

経済成長するには、人口を維持する必要がある。
子どもの数を増やすには、そのための対策が必要で、
現在、いくつかの政策が行われつつあるが、それだけでは十分ではない。

やはり、移民受け入れを考えねばならないのではなかろうか。
台湾、香港、中国、東南アジアの人で、日本で住みたいと考えている人は多い。
彼らに、移住してもらってよいのではなかろうか。

日本人の純血性とかを主張する人がいるが、
2000年ほど前には、大陸からの移民を「受け入れた」のだから、
それほどこだわることはないだろう。

日本文化の基底に存在するのは、人種的なものというよりは、
言語的なものである。日本文化を形成している核は日本語である。
だから、移民に対しては、日本語教育が重要な役割を果たす。

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