Archive for the ‘技術’ Category

海底レアメタル採掘へ、沖縄・小笠原に深海ロボ

金曜日, 1月 7th, 2011

以下は読売新聞の記事
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政府は、手がつけられなかった日本周辺の海底に眠る世界有数の金銀やレアメタル(希少金属)など深海資源を採掘する技術の実用化に乗り出す。
ロボットや深海掘削など先端技術を結集し、世界初の深海採鉱ロボットで鉱石を掘り出し、パイプで母船へ送る採鉱システムを開発する。今年から試験機(実機模型)を水中に入れるテストなどを始め、約10年後の商業化を目指す。
開発は、資源エネルギー庁の委託で石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が中心となり、企業2社も参加。金銀やレアメタル(レアアースを含む)が多いと期待される沖縄トラフ(伊是名(いぜな)海穴)と伊豆・小笠原諸島沖(ベヨネーズ海丘)の海底熱水鉱床を採掘対象としている。
採鉱ロボは、2000メートルまでの深さに対応、巨大な刃の付いた掘削機器やスクリューを装備し、母船からの遠隔操作で動く。移動手段は走行用ベルトか、カニのような脚を持つ方式が検討されている。母船などを含めたシステム全体の開発費は200億~300億円との試算もある。
同様の無人機の構想は、既にカナダ企業が投資家向けに発表するなど、国際的な開発競争が始まっている。
(2011年1月7日03時04分 読売新聞)
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10年後の商業化ということだが、もっと早くならないものだろうか?

将来、炭素繊維の車が走る?

金曜日, 1月 7th, 2011

以下は日経の記事
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炭素繊維 複雑な形に加工 東大や東レ、三菱レイヨン 車体重量、最大6割減
2011/1/4付 日本経済新聞 朝刊

東大や三菱レイヨン、東レなどは自動車の車体に使う複雑な形状の部位に加工できる新しい炭素繊維材料を相次いで開発した。筒や球といった形状の炭素繊維材料を作製、鉄を使う車体部品の多くに利用できるメドがついた。車体に炭素繊維を全面的に利用できれば、車体重量を鉄に比べて6割減らせるという。早ければ2013年にも実用化する。

炭素繊維は鉄と比べて強度が10倍で重さは4分の1と優れた性質を持つ。これまで車のボディーやドアのような平たんな形状は作れたものの、フレームやエンジン周りといった複雑な形状の加工は難しかった。
三菱レイヨンは東洋紡、東大と共同で、中空の筒や球といった形状に炭素繊維を加工する技術を開発した。幅1センチのリボン状の炭素繊維を作って樹脂で固めた。リボンを切って並べたり巻いたりして筒や球状にした後、加熱すれば数分で作れる。筒状の構造が多い車のフレーム部分にも適用しやすい。今後改良を進めて12年までに車の部品を試作、実用化を目指す。
東レと東大、東北大、タカギセイコーなどの研究チームも、凹凸がある複雑な形に成型できる炭素繊維材料を開発した。小さな炭素繊維をばらばらな方向で均等に絡ませて不織布状にし、樹脂で板状に固めた。どの方向からの力にも強い。
従来の炭素繊維材料は繊維の向きによっては力を加えると壊れたり、1つの方向の長い繊維が入っていると加工しにくかった。新素材は深い凹凸や急角度の曲げなど複雑な形が作れ、加工後に部品同士を接合できるので車のエンジン周りの部品などにも応用しやすい。13年にも実用化する。
車体の部品はエンジンの高熱や衝突時の強い力に耐えるため、鉄が多く使われる。東レなどは設計も見直して新素材を使って鉄を炭素繊維に置き換えれば、エンジンやタイヤなどはそのままでも、車体重量は従来の4割になるとみている。今後、自動車メーカーなどにも参加を呼びかけて実用化を急ぐ。
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日本は、素材系が強いのだろうか?

エジソンとテスラ

土曜日, 8月 14th, 2010

エジソンは皆さん知っているだろう。有名な発明家である。
これに対して、テスラは、知らない人が多いのではなかろうか。
テスラは、ハンガリー生まれの技術者である。
テスラは、高名なエジソンにあこがれて、アメリカに渡り、エジソンの会社に入った。
しかし、テスラはエジソンにいじめられた。
エジソンは人間的にはかなりやばかったみたいである。
テスラもかなりの奇人であったらしい。
テスラとエジソンは犬猿の仲になってしまった。
最終的には、テスラは、エジソンの会社をやめて、別の会社に入った。
二人は、電力システムの開発をした。
エジソンは、送電で直流方式を提案した。
これに対して、テスラは、交流方式を提案した。
エジソンの交流システムに対するネガティブキャンペーンはかなりひどいものだったらしい。二人の戦いの結果は、今われわれが使っている電力システムが交流送電であることからわかるように、テスラの勝ちであった。エジソンはさぞかし悔しかったであろう。

電力システムの功績で、二人はノベール賞の候補になったが、二人とも受賞しなかった。エジソンは「テスラと一緒はやだ」、テスラも「エジソンと一緒はやだ」と言ったとも言われている。

エジソンの作った会社は、ジェネラルエレクトリック(GE)であり、
テスラの入った会社は、ウェスティングハウス(WH)である。
原子力発電では、GEがBWR(沸騰水型)を開発し、WHはPWR(加圧水型)を開発した。
両社の競合関係は現在までも続いている。

なお、テスラの名前は、磁束密度の単位になっている。

日本の技術

火曜日, 8月 10th, 2010

この間の日曜日、夕方のテレビ(たしか4ch)で、日本の技術ベスト5というのをやっていた。

5 水処理
4 ロボット
3 医療
2 自動車
1 宇宙

と記憶している。ちゃんと見ていなかったので間違っているかもしれない。
このベスト5はそんなに「まじめに」選んだわけではないだろうから、
そんなにマジでレスすることもないのだろうけど、

5 水処理は、世界のビジネスは、英仏にほぼ独占されている状況らしい。
今後を期待したい。

4 ロボットは、特にコメントはない。

3 医療は、番組では、確か、胃カメラを紹介していたように記憶している。
分野によって、日本の技術は優れているかもしれないが、駄目な分野もある。
(先端的な)MRIは、GE,ジーメンス、フィリップスに独占されている。

2 自動車は番組では、ハイブリッド車を取り上げていた。
ハイブリッド車は、所詮、電気自動車へのつなぎである。
電気自動車で、日本が現在の位置を維持できるであろうか?
電気自動車自体の世界標準は日本方式に決まったらしいが、
充電方式に関して、日本方式が、世界標準になるかどうかはわからない。

1 宇宙は、はやぶさやイカロス等で、確かに日本は進んでいるが、
有人に関しては、まったく遅れている。

技術が優れていても、それが商売につながっていないことが多い。
新幹線、原子力発電、携帯電話、水処理等々、技術があっても、商売としてうまくいってないのが多い。技術が優れているから売れる、と驕っているのではないだろうか。

宇宙太陽光発電

土曜日, 7月 17th, 2010

最近、日本の宇宙関連の話題が続いている。 はやぶさが、約7年かかって戻ってきた。惑星「いとかわ」での採取が成功したかどうかが時々ニュースになっている。また、イカロスが時々ニュースになっている。イカロスは、動力源なしの宇宙ヨットで、太陽からの光子を受けて時速約30から40キロで金星の方に動いている。イカロスの様子はJAXAのHPで見れる。帆を広げる技術は日本の折り紙の応用らしい。はやぶさとイカロスはともに世界初の偉業である。が、しかし、日本のマスコミはあまり取り上げていない。英国のBBCの方がより詳細に報道しているようである。
もう一つ、私が注目しているのが、宇宙太陽光発電である。 宇宙に、約2キロ四方の「パネル」を浮かべる。それで、太陽エネルギーを受けてマイクロ波ビームに変換して、地上に送電する。なんかSFっぽい話である。送り先を少し間違えると火事になるだろうし、軍事への転用も可能であろう。変換効率は、約50パーセントらしい。この宇宙太陽光発電は、原子力発電の約5分の一の費用で作れるらしい。商用発電は2030年、試験発電は2020年の予定。10年先が楽しみである。

新幹線

木曜日, 7月 1st, 2010

ベトナムの高速鉄道は日本に決まっていたが、その計画がベトナムの国会で否決された。金がかかり過ぎるからである。ベトナムのGDPの約半分とのことである。日本からすると残念であるが、国会のチェック機能が健全に働いたとも言えるであろう。ベトナム政府は計画を見直すとのことである。
高速鉄道の計画は、インド、ブラジル、アメリカといくつかある。日本は、商談で、他国に比べて遅れているらしい。 新幹線の技術が優れているから、それにおごって、営業努力をあまりしてこなかったのであろう。
それでは、新幹線のどこが優れているのだろうか。たとえば、フランスのTGVには、トンネルがない。だから、TGVの技術を導入した韓国のKTXはトンネルで窓が割れたらしい。そういうことで、トンネルだらけのブラジルの高速鉄道は、技術的には日本に有利であろう。他にも、地震が多いアメリカの西海岸の高速鉄道も新幹線には、技術的に有利であろう。しかし、金額的には、日本はつらい。中国はかなり安い値段を提示しているらしい。

ところで、リニアモータカーは、ようやくアルプスをぶち抜くルートに決まり、2027年に東京ー名古屋が開通するらしい。それに先立って、2020年くらいに神奈川の相模原あたりと山梨の甲府あたりが開通するとのことである。時速500キロを早く体感してみたいものである。時速500キロは、ほとんどプロペラ機の速度だが、リニアは、理論的には時速1000キロまで出せるらしい。

原子力発電

水曜日, 5月 26th, 2010

以前は、原子力発電は危険なので、欧米では廃止や縮小が相次いだ。
日本でも、反原発運動がそれなりに盛んであった。
原発の危険性に対して、日本の政府はその安全性を強調していたので、
そんなに安全と言うなら、ということであろう、
「新宿副都心に原発を」という本も出た。
しかし、日本では原発を作り続けてきた。

最近の環境問題で、原子力発電に関心が集まってきている。
原発ルネッサンスという言葉もある。
このような原発ルネッサンスの中で、
日本の原発技術が、世界で一番優れているようである。
2番手はフランスであろうか。

欧米諸国は、意思決定が迅速であるから、危険だと判断して、
すぐやめてしまったが、日本は、意思決定が遅いので、やめなかった。
意思決定の遅さがさいわいしたのである。
こういうことも世の中ではある。