Archive for the ‘言語学’ Category

認知言語学会でワークショップ

火曜日, 9月 21st, 2010

9月11日12日に、認知言語学会の大会があり、そこで、ワークショップを行った。
「日本語の論理再考―認知類型論・場所の論理・形式論理の観点から―」
月本 洋(東京電機大学)
堀江 薫(名古屋大学)
岡 智之(東京学芸大学)
要旨は、以下を参照。

WS3

場所は、立教大学の池袋のキャンパス。
池袋駅にも近いし、キャンパスもきれい。
建物も最近のはきれいだし、昔のは、趣がある。
懇親会の場所となった1号館は、歴史建造物の指定を受けているそうだ。

日本言語政策学会関東地区月例研究会

火曜日, 2月 2nd, 2010

以下のを聴きに行きました。

2010年1月30日(土)15:00~17:00
発表者 ポダルコ・ピョートル(青山学院大学)
題 目 ソ連解体後のバルト三国における言語政策について

【概要】 1991年12月の旧ソ連解体後、それを形成した15のソビエト共和国は独立国家となりました。一方、それと同時にロシア連邦国外に住むロシア人の総数が、約2500万人(推測)を達成しました。独立権の宣言以降、新しい国家の先住民・新住民(ロシア人)の間にさまざまな摩擦が起こりましたが、その中で最も激しい闘争を起こす対立は、言語政策をめぐる諸問題です。今回、バルト三国のエストニア、ラトビア、リトアニアを例にして、旧ソ連各地における言語共存及び多民族性について報告いたします。

リトアニアは、自殺率が高い(2009年では2位)のですが、母国語の不安定さと関係あるのでしょうか。

言語政策研究会

火曜日, 2月 2nd, 2010

この間(1月23日)、言語政策研究会に参加しました。事務局長が東京電機大学の三好重仁先生で、研究会の場所も東京電機大学ということで、私にとっては好都合でした。テキストはfighting words という本で、1月23日は、中国の言語政策についてでした。

合理化英語

金曜日, 1月 8th, 2010

現在では、自然言語の英語がそのまま国際語になっているが、これでは、初学者の負担が大きい。 どうでもよいような規則までも覚えねばならない。 国際語としての英語は、自然言語の英語とは別の、合理化した英語にすべきではなかろうか。

英語を合理化するとは、どういうことか。たとえば、発音に関しては、英語では表記どおりに発音しないが、合理化した英語では、表記どおりに発音する。 たとえば、I love you は アイ ロベ ヨウ となる。発音しづらければ、表記(スペル)のほうを直せばよい。
アイラブユー と発音したければ、 I lavu yu(もしくは I labu yu)と、書けばよい。
その他の合理化は、動詞の過去形の語尾変化はすべてedをくっつける、過去完了は廃止する、大文字の廃止、複数単数の区別の廃止等々である。

日本人には、there 構文の充実がうれしいであろう。日本語は空間の比喩が多いからである。「イギリスに行ったことがある」を I have been to England ではなく、there is fact that i goed to england と書ければ、(日本人からすればわけのわからない)現在完了とかで過去の経験を語る必要もないし、a (単数か複数かの区別)もいらないし、wentを覚える必要もないし、大文字を気にする必要もない。

そして、このような合理化を行った後で、定期的に、単語を英語以外の言語の単語に変えてゆく。 たとえば、comeを kuru(来る)に変える。

このような作業を行えば、200年語から300年後には、合理化英語は、自然言語の英語とは違う言語になるであろう。そして、国際語(地球語)にふさわしいものになるであろう。

上記の作業はどこが行うのが適当であろうか。ユネスコなどであろう。
もし、そのような作業が実現すれば、現在、ISOで繰り広げられているような国際的な戦いが、合理化英語でも繰り広げられるのであろう。たとえば、上述のthere構文を合理化英語として認めるべきかどうかに関して戦いが繰り広げられるのである。

エスペラントは、話者が100万人くらいらしい。エスペラントは、基本方針がまずかった。英語が事実上の国際語であるということを無視して、それと別の言語をいきなり提示しても普及はしない。国際語を作るには、英語を初学者に楽なように直して行き、遠い将来、英語とは別の言語にするという方針が良いであろう。

マンガと日本語

木曜日, 1月 7th, 2010

日本のマンガが優れている理由は何なのだろうか?と最近考えています。 いくつか理由があるのでしょうが、そのひとつは日本語なのではなかろうかと考えています。 漢字、ひらかな、かたかな、と3個の文字を持っている言語は日本語以外にはないですし、さらに、漢字を(体系的に)訓読みする言語も他にはないらしいです。
なぜ、中国人は、かなを発明しなかったのでしょうか?
なぜ、日本人は、かなを二つ発明したのでしょうか?
なぜ、日本人は、長い間、二つのままでそれを一つにしなかったのでしょうか?

危機言語

金曜日, 12月 25th, 2009

昨日は、大学の忘年会で、丸の内の響という店で食事をしました。サントリー系の店でした。それなりにおいしいでした。大学から歩いていきましたが、、暗かったので、場所がわかりにくかったです。

ところで、ユネスコによれば、日本には、日本語以外に、アイヌ語、沖縄語、八重山語、与那国語、国頭語、宮古語、奄美語、八丈語の八個の言語があるそうです。この八個の言語は消滅寸前の危機状態にあります。
八丈語の「八丈」とは東京の八丈島のことです。東京都に、日本語以外の言語が存在するとは、知りませんでした。どんな言語なんでしょうか。

漫画と日本語

木曜日, 12月 17th, 2009

漫画は、日本が誇る文化です。この漫画には、擬声語(ダーッとかトントンなど)が非常に多いです。日本語は、世界の言語の中で、(たぶん)もっとも擬声語が多い言語です。日本の漫画が優れている原因のひとつは、擬声語が多い等の日本語の性質に求められそうです。手塚治虫は、漫画を象形文字だと言ったとのことです。

小学校英語教育について

木曜日, 12月 10th, 2009

2011年度から小学5、6年で英語が必修になります。
僕は、小学校英語教育には反対です。
理由は、いくつかあります。
たとえば、日本語を母語にするのを妨げる可能性が大きいからです。
詳細は拙著「日本語は論理的である」をご覧ください。

日本人は英語が下手です。
いろいろと理由はあるでしょうが、最大の理由は、日本語が英語ともっとも異質な言語だからです。
下手よりは上手のほうがよいでしょう。
上手になるには、中学校からの英語教育を見直して時間を増やせばよいと思います。

また、英語が事実上の世界語であります。
このまま行くと、将来、地球上の言語は英語的な言語だけになってしまうかもしれません。
言語生態系としてはきわめて不安定な状態で良くないことです。
言語生態系の安定性のために、英語ともっとも異質な日本語を維持し残すのは、
日本人の国際的な使命なのかもしれません。
だから、日本人は少々英語が下手でも良いではないでしょうか。
むしろ、日本語を「磨く」ことのほうが重要ではないかと思います。

東京言語コロキウム

金曜日, 11月 27th, 2009

東京言語コロキウムのHPは次の通りです。

http://www15.atwiki.jp/tlc-ken/pages/16.html

10月31日に東洋大学で3回目の研究会があって、「日本語は論理的である」という題でお話をしました。 東洋大学に行くのは初めてでした。

計量国語学会(9月12日)

水曜日, 9月 16th, 2009

東京女子大で、計量国語学会の大会があった。僕は「母音と人称代名詞の相関関係について」という題でお話をした。内容は「日本人の脳に主語はいらない」(講談社2008)と「日本語は論理的である」(講談社2009)に書いた内容+アルファといった感じ。理系の人が多かった。大学のときに(確か)データベースとプログラミングを習った和田英一先生がいるのには驚きました。創立時からの会員ということでした。