クールジャパンで中韓が金儲け
9月 1st, 2010クールジャパンとはいうものの、日本はあまり利益を出していない。中国や韓国が儲けているらしい。以下は、昨日の日本経済新聞の記事。
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日本の“サブカル”に中韓猛追
パリ支局 古谷茂久
マンガやアニメ、若者向けの音楽など日本のサブカルチャーの展示会「ジャパン・エキスポ」が7月、パリ郊外の見本市会場で開かれた。日本文化の見本市としては世界最大級の規模といわれ、コンテンツビジネスの新市場を開拓しようと多くの日本企業ははりきっている。だがこの分野でも中国や韓国が猛烈に追い上げており、本家日本の影は薄くなりつつある。
4日間の会期中に集まったのは18万人。会場は日本の女子高生の制服や浴衣姿の若者でごった返し、異様な熱気に包まれた。アニメの登場人物の扮装(ふんそう)をした若者が、ポーズをつけて互いに写真を取り合う様子は、日本で開かれる同様のイベントと変わらない。
会場にはマンガや日本で流行している服、装飾品などを販売する店舗が所狭しと並ぶ。原宿の商業ビルに迷い込んだような雰囲気だ。日本企業にとって大きな商機とも思えるが「実は出展者のかなりの部分は中国や韓国の企業が占めている」と関係者は話す。
パリの若者に人気の商店街にある、日本ファッションの専門店はほとんどが中国人が経営し、「中国製の日本風の服」を売っている。また日本のマンガに似せた韓国のマンガはフランス市場で着実にシェアを伸ばしている。パリに約800店あるといわれるすし屋のほとんどは中国人の経営といわれる。
ジャパン・エキスポの出展者も、日本のシェアはいつの間にかすっかり低下してしまった。今年のジャパン・エキスポのパンフレットにはとうとう「中国、韓国、日本の文化展」と表記されるようになった。
もっともフランスの若者が欲しいのは「日本風のもの」であって日本製のものではない。特定の製品をまるまるコピーしなければ、日本風の製品を海外メーカーが生産しようと販売しようと法的に問題はない。フランスで日本ブームはすっかり定着したものの、稼いでいるのはアジアの別の国という構図ができつつある。ジャパン・エキスポにあわせ、パリでは日本企業とフランス企業が参加するコンテンツ・ビジネスに関するセミナーや商談会が開かれた。
政府もコンテンツ産業の輸出に本腰を入れ、海外での日本の若者文化の普及や紹介に努めている。だがライバルは意外なところにいる。せっかく商売の種をまいても、果実をさらうのは中国や韓国企業ということにもなりかねない。